こんにちは!
GoonerのANAKINです!
皆様、突然ですが、「X Factor」という言葉はご存じでしょうか。
少し前に流行ったこの言葉、元はイギリスのTV Show 「X Factor」(ワンダイレクションを輩出した番組でもおなじみか)から派生したと言われていますが、日本語的に言うと「未知なる才能」、「未知の才能」という意味で訳されております。
又、それらをスポーツシーンに落とし込んだ時には、ちょっと意味合いが変わり、「特別な才能」「卓越した、素晴らしい才能」なんかと言われております。
そんなX Factorを持っている選手をアーセナルに特化して考察してみました。わかりやすくDFライン、MF、FWの中から3選手上げたいと思う。
皆さんも自分が思うX Factorを持っている選手について考えてみて下さい。
★最近の馴染みは・・★
Embed from Getty Images Embed from Getty Imagesアーセナルの選手で考える前に、まずはわかりやすいこの人から。
近年、飛ぶ鳥を落とす勢いで群雄割拠のプレミアリーグでもその地位を確立した三苫だが、彼は日本代表に限らず、所属するブライトンでもチームの攻撃的X Factorとして活躍をしている。
自然とボールが集まり、なにかやってくれるという期待感、ボールを持つだけで観客をわくわくさせてくれるファンタジスタの素養。
Embed from Getty Imagesブライトンの戦術的にバックラインからパスワークでゴール前までボールを運ぶが、最終的にはゴールに近い位置でその才能を発揮させる三苫にボールが集まり、決定的なチャンスを作る。
そういったチームにとって欠かせない、何かやってくれる特別な選手をアーセナルに置き換えて考えていきたい。
★DF’s X Factor★
Embed from Getty Images2/24 Arsenal vs Newcastle
私の考える、現アーセナルにおけるDFラインのX Factorはベンジャミン ホワイトだ。
皆さんもご存じではあると思うが、21-22から加入した彼は、初年度はCFを務め、翌年度からはサリバの帰還に伴いRSBにコンバート。複数ポジションをこなせるユーティリティー性の高さが売りの選手ということもあり、なんなく同ポジションも勤め上げ、現在の地位を確立している。
ただ「ホワイトか」という声は想像に難くない。
DFラインにおいて「一番離脱されて困る選手」で考えてみると真っ先にサリバ、ガブリエルの名前が上がるだろう。サリバに関しては昨年のヨーロッパリーグの負傷離脱を機にチームの成績が傾き、存在の大きさを痛感させられた。ガブリエルに関しても不安定だったDF面が安定してきており、セットプレーではプレミアリーグ随一のポイントゲッターといえるほどだ。(今季は既に4ゴールをマーク)
そんな二人を差し置いてホワイトをDFラインのX Factorとしてチョイスしたわけだが、彼の特徴でいえば、底知れぬフットボールIQの高さとクレバーさと考える。
CBでは相手FWを難無く1,2枚は剥がす狡猾さを見せ、アーセナルの攻撃の起点として活躍し、SBではサカ、ウーデゴールとのホットラインをすぐに形成、気の利いた立ち回りやここぞというタイミングでのオーバーラップは台頭する冨安とは違った味を持っている。
又、直近ではキヴィオルを起用したLSBに対し、ホワイトが中に入る偽SBまでこなす。そしてポジショニング、立ち回り、可変するバックラインのツボを最高の位置で抑えている。はっきり言って完璧だ。
加えて、最近のコーナーキックでは二コラ・ジョバー(セットプレーコーチ)仕込みのGKの妨害がここ何試合かの得点の鍵となっている。ああいったプレーもホワイトだからこそ、卒なく、涼しい顔でやってのけれるのだ。(もう大好きなだけかも・・(笑))
Embed from Getty Imagesたまに魅せる奇行も彼の売り(笑)
そしてDFラインでは最も重要といえる、稼働率の高さも魅力の一つ。バックラインはチームの土台を支えるだけあり、そういった選手がコロコロ変わるようでは安定したバックラインは気づけない。ホワイトに関しては昨シーズン、38試合フル稼働。今季は11月のバーンリー戦のみの欠場と怪我がちな我が軍においてもトップランクの稼働率を誇る。
この選手がいかに現在のアーセナルにおいて重要かつ、外せない選手かは戦線を離脱してからでないとわからないのかもしれない。
他チームに例えるなら・・・
私は出ません。そのくらい彼は異質で特別で近年で最高の選手と評価しております。
★MF’s X Factor★
Embed from Getty Imagesはっきり言って、この人しかいませんでした。
現有戦力の中で、No.1の存在感、圧倒的「個」。
21-22からアルテタ政権でがらりとチームが変わってきましたが、ここまで個の力でどうにかなってしまう選手がいたか。(しいて言えばサリバくらい)
少し下がり気味にプレーをしてしまい、ウーデゴールや前線の選手を全体的に下げてしまう部分はよく指摘をされますが、奪い役、さばき役、ボールキャリー能力、どれをとってもプレミアリーグ随一。
ストライドを活かした瞬発的な刈り取り能力は伝家の宝刀であり、ボールキャリーもまた一級品。
数十メートルの距離を一人で押し上げることも容易く、パススピードの速さから、繋ぐ味方選手に数秒の余裕を持たせれることも大きな特徴といえる。(時に早すぎるのではと思うが、それを普通にトラップしてしまう選手たちも恐ろしい。。)
そしてマンチェスターユナイテッド戦や、ルートン戦でも魅せた逆転弾。ああいったここぞという最後に圧倒的、「個」が勝ってしまう。そんな特別な選手であり、X Factorという言葉は現在のアーセナルにとってはこの人以外当てはまらないといえる。
今後とも105M£の漢から目が離せない。
★FW’s X Factor★
Embed from Getty ImagesFW、攻撃面で特別なPowerをもたらしくれる、そんな話題が出たら彼を上げるしかない。
今季の攻撃のスペシャルワン、レアンドロトロサールだ。
現在、サカに続き、7得点をマークし、アーセナル内での得点ランキング2位に位置付けている。
マルティネッリとポジションが被ってしまうため、十分な出場機会があるわけではないが、スタメン出場をした試合では25試合中11G12Aと驚異的な数字を残し、交代出場した試合でも少ない時間の中チャンスを生かし結果を残している。(昨冬加入してからの数字)
特にマルティネッリのような高いアジリティを持っているわけではないが、巧みなドリブルセンスを持ち合わせており、小柄ながらも当たり負けはしない。又、見方を使ったプレーにも定評があり、RWGだけでなく、CFもこなせるユーティリティー性の高さも彼の売りだ。
そして今季はそこに何かやってくれそうという特別感が昨年より増大しており、交代カードの中でも一つ飛びぬけている。
他の選手に比べると少し課題であったネガティブトランジションの部分も、最近ではかなり良くなってきており、ベースラインの底上げをしつつ、スペシャリティーが増した彼には今後も注目するしかない。
★総括★
Embed from Getty Imagesいかがでしたでしょうか!
皆さんのX Factorを持つ選手の考えもたくさん聞きたいと思いますので、是非お便りください。(笑)
それではばいちゃ!
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