★Club Statement★
2023年11月5日 先日のニューカッスル戦後に行われたアルテタの会見についての発言を支持するという趣旨の声明を発表
アルテタでさえ声を荒げた
リヴァプール vs スパーズ戦に起きた、世紀の大誤審には謙虚な発言をしたアルテタ監督だったが、当事者になればそれは話は別。
普段、審判団に対して不当な判定を受けたときに、会見の中で触れはするものの、ここまで過激な批判をすることはなかった。
Embed from Getty Images私は選手たちのパフォーマンスとプレーを称賛している。我々は試合に負けるに値しなかった。明らかな判定で負けたのだから、恥ずべきこと。
私はこの国に20年以上いるが、これは世界最高のリーグと言えるレベルには達していない。こんなことに巻き込まれて、気分が悪い。
試合後会見
「I feel embarrassed」「it’s an absolute disgrace」「I feel sick」と繰り返し発言をしているのも印象的だった。
今回のアルテタの発言には、アーセナルサイドも全面支持。Club Statementでもあるように、声明を発表。PGMOLに対しては、今回のゴールの判定における具体的な説明を求むとともに、改善の要求をするよう声明を打ち出す形となった。
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★三つの判定★
Premier League公式サイトでは、今回のゴールに対しての三つの判定ポイントに対して、それぞれを元審判員のギャラガー氏(Dermot Gallagher)が判定に至った場面を解説しているので、一緒に振り返りたいと思う。
ボールがラインを割っていたかについて
まずはボールがラインを割っていたかについてだが、World Cupのようなラインテクノロジーが導入されているわけではないので、あらゆる角度の映像の情報でしか判断できないので、本当にラインを割っていたか、割っていないのかは実際のところ誰もわからない。
日本代表を観てきた我々からすると、非常に際どいという感想だ。
同様の角度から見た三苫の切り替えしは、1mmを残しライン上に残っていたのだから。
これについてはこれ以上言及のしようがないので、出ていないと判定されることについては仕方ないという感想だ。
ガブリエルへのプッシング
続いてはガブリエルへのプッシングファールがあったかどうかだ。
こちらは明らかに頭と首の付け根を抑えるように覆いかぶさってのヘディングがVARからの映像ではわかる。
しかしこの判定についてはレフェリーがノーファールと判定しているものを覆すほどの接触があったとは考えられないというVARの判定が下った。
ギャラガー氏によれば、「VARはガブリエルに対するジョエリントンの接触が、ノーファウルという主審の判断を覆すほど十分なものだとは考えていなかった」という見解を示している。
ウィロックのクロスに対してかなり押さえつけてヘディングにチャレンジする様子が見える
この角度から見ると、どう考えてもファールの判定が下ってもおかしくないと思うが、PGMOLがこの判定に対してどういうコメントを残すかは気になるところだ。
オフサイドがあったか
そして最後はオフサイドがあったかについてだ。(上の赤ラインは筆者で雑に引いたラインです)
奥側にはアーセナルの選手はおらず、この場合判定となるのはボールとゴードンのラインになるわけだが(ガブリエルが最終ラインになっているのでアーセナルのラインはボールに対して引かれる)、ギャラガー氏によると、以下のような見解を示している。
「VARの審判は映像の証拠が不足していたため、決定的な判断を下すことができなかった」
「オフサイドについて、彼らは長い長い時間をかけて見たが、ボールがジョエリントンに当たって倒れたとき、ボールがどこにあったかを判断するラインを見つけることができなかった」
「ボールが見えないから、スタート地点がわからない。それが問題なんだ。結論を出すにはスタート地点が必要なんだ」
映像を見返すと、確かにジョエリントンのヘディング後、ガブリエルの足に一度当たりゴードンの足元にこぼれており、スタート位置は見えづらくなっている。このような、選手自体がカメラを遮り、VARがラインを引いてオフサイドの判定を下すことができない時にはフィールドにいる主審の判定が適用されることになる。
いずれにしても際どい判定だが、我が軍にとっては、不運で片づけてしまうには非常に重い敗北であり、正式な見解をPGMOLからは聞きたいものだ。
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